大島紬の工程は、30~40工程と
言われています。
実際の製造工程を龍郷町にある
大島紬村などで見学すると、
その工程一つ一つが
大変複雑かつ忍耐強いもので
あることがわかります。
図案を再現するために一度
糸一本一本に染めを施すための
締め機を行い、
それを染めた最後に
手織りの工程に入ります。
染めも、シャリンバイや泥を使い
何度も何度も染めることで
狙っていた色が出るようになります。
よく高温多湿な南の地域の人たちが
このような緻密な織物を考えたものだと
唖然とします。
こうした奄美大島の自然と人が育んできた
大島紬がピンチです。
和装離れやマーケットニーズをつかんでいないことで
販売量は激減し、従事者もあと少しになってきました。
実際に触れて、自分の目で見ると、
やはり素敵なテキスタイルです。
何とかして洋装の中にも取り入れたい。
この誇らしいテキスタイルを胸に
世界中の街を闊歩したい。
伝統工芸としての大島紬を守るため
FixponAMAMIは立ち上がりました。